睡眠不足が肥満・糖尿病の原因に! 睡眠障害に効く2つの療法とは?
現代人の5人に1人が睡眠に悩んでいるという不眠大国日本。
実際に睡眠不足は身体にどのような影響を与えうるのか?パラマウントベッドが11月15日に開催したセミナーでは、最新の実態と薬に頼らない改善法について発表された。
セミナーには、睡眠総合ケアクリニック代々木の井上雄一理事長が登壇。
睡眠不足が身体に与えるうる影響として、井上先生はうつや高血圧症、心臓疾患などのリスクを指摘した。
中でも、糖尿病発症率の上昇やメタボリック症候群へのリスクを強調。
糖尿病に関しては、45歳から65歳の男性550人を対象にした、新規に糖尿病を発症する相対的危機率を求める調査結果を発表。
調査では、飲酒によるリスクを1とした場合、睡眠障害はその5倍ものリスクとなることが分かったという。
ちなみに、肥満によるリスクは6.5倍であった。
また、18歳から27歳の健康男性11人を、睡眠不足の状態(4時間睡眠×6晩)にして行った調査結果も公表。
調査では、糖の抑制をおさえるインスリンの分泌量に変化はなかったものの、朝食後に血糖値が上昇し、耐糖能が悪化したという。
その後、睡眠障害のない状態(12時間睡眠×6晩)