福岡県北九州で61万人が舌鼓! 「B-1グランプリin 北九州」実食レポート
出展される料理が歴史的に新しいものが多い中、せんべい汁は当地で200年以上前から食べ継がれてきた。
いったい、どんな味なのか?いただいてみると、しょうゆベースの汁に山盛りの野菜が入り、そこに汁をたっぷり吸ったせんべいが入っている。
せんべいはもっちりしていて程よい弾力があり、とてもうまい。
のぼりに書いてあったアルデンテとはこのことか。
パンチのある味が多いご当地グルメの中にあって、せんべい汁のやさしい味わいはかなり印象に残った。
そして、秋田県の男鹿(おが)やきそばを広める会。
4年前からまちおこしの準備を始めたといい、今回で2回目の出展だ。
担当者に話を聞くと、前大会は男鹿名物なまはげを登場させたものの数が少なくてインパクトに欠けたため、今年は6体も導入。
巻き返しを図っているという。
料理は地元に伝わる伝統の調味料「しょっつる」を使った男鹿焼きそばだ。
麺には海藻を練り込むこだわりよう。
見た目もカニツメやエビで彩りを添え、とてもぜいたくだ。
いただいてみると、あっさりした塩味。
ほんのり立ち上がる海の香りに酔いしれるうち、みるみる箸が進み完食してしまった。