ほか、“築地”なども埋め立て地という意味。
その証拠に、全国に“築地”という地名が何カ所も存在しています。
また、上記2のように関連する施設や人物などから名づけられた地名は、東京都で見ると、江戸城があった都心部に多くつけられています。
例えば、新宿区を例にあげると、“牛込”は、牛の牧場、“駒込”は馬。
高田馬場は幕府の馬術訓練の地です。
牛込箪笥地区にある “箪笥町”はタンスではなく、幕府の武器が管理された場所という意味。
いまでも、防衛省から神楽坂辺りまで、歴史情緒あふれる町名が存在しています。
住民の願いが地名になった“美しが丘”
つぎに歴史的な背景ではなく、現代人によって名づけられた地名の例をあげてみましょう。
東急田園都市線沿線に見られる“美しが丘”“たまプラーザ”などが該当します。
“美しが丘”の地名は、より美しい地域になるようにと地元住民の要望でつけられたそうです。
“たまプラーザ”については、覚えやすくインパクトのある名前と、当時の東京急行電鉄社長が決めたということ。いずれも、これから住まう人の未来を考えてつけられた地名ですね。
3.11以降、地盤について注目されるようになり、「池、沼、川、窪」