2012年12月26日 13:14
日本三大味噌のひとつ、宮城県“仙台味噌”の名店・味わい方を聞いてみた!
評判が評判を呼び、他藩にも分け与えるようになったことから、一躍その名が知れ渡ったとも伝えられている。
仙台味噌は、大豆と米麹と塩を使って作られる「米味噌」の分類に入るが、一口に米味噌といっても様々だ。
麹や塩の分量、大豆を煮るか蒸すかなどによって食感や塩分濃度に違いが出てくるだけでなく、熟成期間の長短によって口当たりや風味も変わってくる。
一般的に赤味噌は、白味噌に比べて熟成期間を長くとることで知られている。
仙台味噌は、辛口の味、さえた赤色、しっとりとした光沢が特徴だ。
大豆のうま味を生かしたすっきりとした味わいなので、どんな料理とも相性がいい。
魚の生臭みを抑える役割も果たすので、サバの味噌煮などにもピッタリだ。
ところで、仙台では味噌を使ったスイーツもバリエーションが豊富である。
組合の方に教えていただいたものはどれも興味をそそられるものばかりであったが、特に気になったのは、「仙台味噌カステラ」と「仙台味噌プリン」。
さすがの伊達政宗も、400年後の人々が味噌をデザートに使っているとは夢にも思わなかっただろう。
ということは、今から400年後の2400年代には、味噌を使った新たな食品が登場しているのかもしれない。