おむすびの「び」は、古い時代には「魂」の意味があり、おむすびには「魂をこめたもの」の意味もあるとの説もあります。
さらに、おむすびは東日本での言い方で、西日本ではおにぎりと呼ぶことが多いとも。また、千葉県の一部の地方では、大きく握ったのがおむすびで、小さく握ったものをおにぎりと呼ぶそうです。
つまり結論は、言葉のルーツはともかくとして、今ではおにぎりとおむすびとを分ける厳密な区分はないというのが正解のようです。
ところで、あなたはコンビニでおにぎりを買う際に、おにぎりをレンジであたためてもらったことがありますか?
北海道のテレビ局では、『おにぎりあたためますか』というローカル番組があります。番組名は、コンビニでおにぎりを買うとレジで聞かれる言葉に由来しているそうです。
関東や関西ではおにぎりをあたためる人は少数派ですが、北海道や沖縄などの一部地域では、コンビニでおにぎりを買うと「あたためますか」とレジ係に聞かれるとか。そして、「はい」と答えてあたためてもらう人がたくさんいるのだそうです。
もちろん、おにぎりもおむすびも、もともとは携行食的な食べ物ですから、あたためて食べることは昔は少なかったでしょう。