サークルKの場合は「おむすび道」と名付けられた商品が多く、おむすび派といえますが、おにぎりと呼ばれる商品も。セブンイレブンはどうかといえば、おにぎりとおむすびが混在しています。
結局、おにぎりとおむすびの差はよく分からず……。そこで、セブンイレブン広報部に「おにぎりとおむすびはどう違うのですか?」と尋ねてみました。
「ノリがパリパリのタイプがおにぎり。そうでないものがおむすびです」
その名前の使い分けには、何か根拠があるのかうかがったところ、「いえ、単なる社内的な使い分けにすぎません」との回答。
コンビニエンスストアに限っては、おにぎり、おむすびは単なるネーミングの違いであり、その使い分けにさしたる根拠はないようです。
辞書ではどうなっているか調べてみましょう。
小学館発行の『大辞泉』で調べると、おにぎり【御握り】は、「握り飯を丁寧にいう語。もと女性語」とあります。
一方のおむすび【御結び】は、「握り飯を丁寧にいう語。おにぎり」とのこと。おにぎりが「もと女性語」となっているだけで、あとは全く違いがありません。ほかの文献をひも解くと,平安時代の貴族の女性たちがおむすびと呼んだの対し、おにぎりは農民などの庶民の言葉だったとの説が。