2013年9月27日 08:45
【人生相談】壇蜜を目指して黒髪ロングにしたら「死を覚悟した蛾」といわれました
という本のなかで、黒髪の秘密について紹介したのですが、平安時代では長く艶やかな黒髪は、美人の証しだったんです。それを「死を覚悟した蛾」とは、失礼な話です。怒っていいと思います。
さて、「蛾のいいところを教えてください」ということですが、そもそも「蛾は汚いもの」というイメージがあるわけです。その一方で、蝶と言い換えると、その言葉には美しいというイメージがありますよね。同じような虫なのに、この扱いの違いはなんなのでしょうか。
そもそも、蛾と蝶って何が違うんでしょうか。じつは、なにも違いはないんです。
知っていましたか?日本蛾類学会によれば、昆虫のなかの鱗翅目(りんしもく)というのに含まれる動物で、昼間の環境に特化して飛翔力の鋭敏なものを蝶とよび、 それ以外のものを蛾とよんでいるそうです。つまり、違いをいうとすれば、主に昼間活動するものが蝶で、それ以外が蛾というわけです。
しかし、昼間に活動する蛾もいますし、反対に夕方から活動をはじめる蝶もいます。明確に区別することはできないでしょう。美しいか汚いかも主観的な評価であり、絶対的ではないわけです。そう考えるならば、「蛾のいいところを教えてください」