【エンタメCOBS】文豪みたいに旅館で執筆!? 翻訳家ってどんなお仕事なの?
ブランディング、マーケティングなどキーワードを決めて探してみてください。まるで取っ掛かりがつかめないという方は、僕が翻訳したものではありませんが、『アメリカCEOのベストビジネス書100 』(ジャック・コヴァート著/講談社)というガイド的な書籍もありますので、参考にしてみてはいかがでしょうか」
——千葉さんもいっぱい読むんですか?
「仕事をするときはやはり読みますね。ただ、今後はいろいろな翻訳をしていきたいので、今は特にジャンルにこだわることなく幅広く読んでいますね。翻訳家って、読書が好きな人や、文章を書くのが好きな人にとっては最高の仕事なんです。知識の幅も広がるし、なにより自分で時間を管理しつつ、マイペースに作業を進めることができる」
——でも締め切りとか大変じゃないですか?
「僕の場合は始めにこれでもかっていうくらい、ものすごい勢いで作業します。とはいっても不思議と後半が楽になるということもなく、締め切り間際はいつもドタバタしますけど。ちなみに一冊を翻訳するのに三カ月ほどかかりますが、そのうちの二カ月半以上は大変です。図書館に三日間程こもって作業することもありますし、旅館に泊まって作業をすることもあります」