【エンタメCOBS】mixiをやめてから復活する人ってどんな人?
――人生いろいろということでしょうか?
「そういうことになりますね」
――そうですか、ありがとうございました。
出版社でアルバイトをしながら、フリーでウェブデザインの仕事をしているというOさん(27歳男性)もmixi復活組の一人。やめる直前は、日記を書くたびに自己嫌悪におちいるようになっていたとか。
――なんで自己嫌悪に?
「自分の日記がすべて自慢話のように思えてきたからです。例えば、自分が作品を作ったり、それが評価を受けたりすると誰かに報告したくなるじゃないですか。日記にはそういった自分の作品に関する情報を日常的な話題の中にさりげなく忍ばせるようにして書いていたんです。でも次第に、自分は自己顕示欲が強すぎるのかもしれないと思えてきて……」
――ふーむ……
「日に日に、日記を書くのが悩ましくなってきたんです。報告はしたい、でも自慢話になってしまう、じゃあ何を書いたらいいのか。
自慢話でなければ、日常的なことだけを書くか。いや、自分の日常なんて誰が読みたいものか。でも、書きたい、報告したい……。で、考え抜いたあげく、退会しました」
――でも、復活したんですよね?
「存在証明だと思うようにしたんです。