【エンタメCOBS】「『ゆとり』って呼ぶな!」"ゆとり世代"の悩みは?
Sさんいわく「のんびりやれていい会社」。ゆとり世代としての認識はあまりなく、それに対して卑下する気持ちもなく、ただ静かに毎日を送っているといった印象です。
■Yさん(88年生まれ/女性/編集)
「メディアがこの制度について叩いていたので、多少の不安は感じていました。子どもながらにこれは大手を振って喜んでいいのか、と。その後、中学から土曜日が完全休日になって、受験をするには学校の授業では足りず、塾に行く子も増え、とにかくこのゆとり教育が社会にハマっている感じがせず、ずっと戸惑っていました。そして、就職難。世間では『ゆとりは間違いだった』なんて言われ、本当に振り回された印象ばかり。運が悪かったとしか思っていません」
Yさんはこれまでお話を聞いた方の中では、もっとも「ゆとり教育」の違和感を自覚しつつ、青春時代を送ってきたようです。
まだ仕事ではゆとりを理由に何か言われたことはないそうですが、「メディアにはなじられた」と話すYさん。自身もマスコミ系に就職されたようです。思うところがあったのかもしれません。
「ゆとり世代」と大きくくくってしまうと、それぞれの人が本来持っているはずの個性が見えにくくなります。