くらし情報『【コブスくんのモテ男道!】阪神・淡路大震災の経験者に聞く 言われて元気が出たことば』

2011年4月8日 19:00

【コブスくんのモテ男道!】阪神・淡路大震災の経験者に聞く 言われて元気が出たことば

(兵庫県洲本市 Y・Hさん43歳男性公務員)

■風呂入っていき、風呂あるで!

当時は中学生で、2カ月間避難所で過ごしましたが、離婚したばかりで家もなくしてしまった母がふさぎこむのを心配していました。1カ月ほどたったころだったと思いますが、自衛隊がお風呂の設営をしてくれたんです。迷彩服を着たお兄ちゃんが、「風呂入っていき、風呂あるで!」と声をかけてくれて、なんかうれしかったなあ。

母も避難所の人たちも、お風呂に入ってから急に生気を取り戻した感じがありました。すこーし、生きる希望がわいたような。お風呂ぐらいでたいそうと思われるかもしれませんが、あのときはそれぐらい、温かいお湯がありがたかったです。

女性にとってお風呂は大事ですが、それよりも、見知らぬ私たちのために必死でがれきを片付けてお風呂を用意して、毎日、陽気に声をかけてくれた自衛隊の人の温かさのこと、今でも母とよく話をします。(大阪市 N・Mさん33歳女性教師)

■おまえ、合格するわ

震災のときは、浪人生で大学受験直前でした。
家は半壊して兄は足のけがで入院、母は兄に付き添い、僕と父は避難所生活。「さんざんやなあ」と自暴自棄になりかけていました。

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