【コブスくんのモテ男道!】「子どもっぽい字」をきれいな字にかえるコツ
それと同じように、一字の中に、長い線が2本、3本あるのは、空間をうめてしまい、結果、四角い字形になり、子供っぽい、活字的な字形となります。
ちなみに「春」という字は、どのように書きますか? 1画目、2画目は短く、3画目の横線を長く書いていませんか?
「春」の主役は、左右のハライ。4画目の左ハライと、5画目の右ハライの線を一番目立たせるように書きます。あとの線は、脇役と考えてください。ハライがある文字は「ハライが主役」になります。
また、「事」という字はどのように書きますか? 「事」は、1画目の横線を主役にして、この線を一番目立つように長く書きます。ほかの横線は、脇役に徹(てっ)し、短めにすることがコツです。
このように一字の中で、主役と脇役をしっかり演じることで、字形にメリハリがつき、大人のきれいな字に変わります。
簡単なコツなのでぜひ試してみてください。
(今井淑恵)
●著者プロフィール
今井淑恵先生
Allabout ProFileの実務書道専門家(http://profile.allabout.co.jp/pf/imai-yoshie/)。有限会社彩華代表取締役、実用手書き塾代表講師。