【エンタメCOBS】私は見た!体験した!本当にあった怖い話
そんな恐怖体験を編集者・Eさん(45歳)に語っていただきました。
「これは20年も昔のことだけど、会社でも大騒ぎになった話。
ある日、同僚Xが突然姿を消したんだ。捜索願も出されたけれど、見つからなかった。
そんなある夜、別の同僚Pが一人で残業をしていたときのこと。当時はパソコンなんてないから、彼はワープロで企画書を書いていたんだ。
深夜になり、Pは手洗いに立った。廊下はもう消灯されていて、Pのほかには誰もいない。
非常口灯の明かりをたよりにトイレへ行き、数分後に彼は席に戻った。
そしてワープロの画面を見た彼は、息をのんだ。そこには打ったはずのない文が無数に並んでいたんだ。
『退職しました。退職しました。退職しました。退職しました。退職しました……』
数日後、ある山林でXは発見された。
Pは、いまでは元気に働いているけど、その事件の後は、軽いノイローゼになってしまったよ。
この話は社外秘だったんだけど、もう20年以上たつから時効かなと思って、初めて他人に話した。でも、くれぐれも面白おかしく書かないでくれよ……」
ちなみにXさんは、大変人柄の良い方だったそうで、Eさんは残念そうにこの話を語ってくれました。