ソーラーパネルの単価が下がらない限り、小規模なら「やらない方が安上がり」となる。
■ソーラーパネルの代わりを探す
ソーラーパネル以外の太陽光発電を探してみると、2点の意外な素材にたどり着いた。まずは光モノの代名詞とも言えるLED。これに光を当てると発電する、らしい。直径5ミリの砲弾型、30,000mCDの白色LEDを使って検証してみた。
使い方は至って簡単で、LEDの光る面を太陽に向けるだけ。これにテスターを接続して電圧・電流を測定してみると、電圧は2V、電流は0.002~0.003mAとごく微弱ながらも発電していることが確認できた。点灯時は3.0~3.6V、10~20mAが必要だから、発電時は0.003mA÷20mAから約6,667分の1と、非常に効率が悪い。
そんなLED発電機に実用性を見いだすべく、身近なところで携帯電話の充電器としてシミュレーションしてみよう。
手元の携帯電話のバッテリーを調べると、3.7Vで容量は1,500mAhだった。まず電圧は、3.7V以上ないと充電できないので、2Vではいきなり圏外だ。LED2つを直列にして4Vにすれば取りあえず条件はクリアできる。次に容量(mAh)