くらし情報『【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(3)もしも空気の成分が変わったら』

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(3)もしも空気の成分が変わったら

ちなみに、15%を下回るとろうそくの炎が消える。集中力が低下した状態でも、確実かつ手軽に判定できる方法だ。洞穴探検には忘れずに持っていこう。

逆に増えたらどうなるか?病気やけがの治療、美容をうたった「酸素カプセル」が存在するぐらいだから健康に良さそうに思えるが、50%以上の環境で長時間過ごすと肺胞や気道に障害が起きるという。医療用に用いる場合でも、100%なら6時間以内、80%では12時間以内が安全としたデータもある。多くても少なくても健康を害するとは、実にやっかいな気体だ。

■二酸化炭素は100万分の1の世界

もとより0.03%しかない二酸化炭素では、濃度をppm、すなわち100万分の1単位であらわされることが多い。10,000ppmが1%だから0.03%は300ppmとなる。
こちらも濃度が上がるとどうなるかを調べてみた。
・300~400ppm新鮮な空気
・3,800ppm【込み合った地下鉄の車内】
・5,000ppm【締め切った自動車内】
・15,000ppm息切れ、脈拍数増加
・30,000ppm頭痛、吐き気
・100,000ppm視覚障害、けいれん
・250,000ppm昏睡(こんすい)

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