くらし情報『【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(3)もしも空気の成分が変わったら』

2012年8月11日 18:10

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(3)もしも空気の成分が変わったら

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(3)もしも空気の成分が変わったら
地球を取り巻く空気は、約78%の窒素に続き、酸素(約21%)、アルゴン(0.9%)、二酸化炭素(0.03%)が主成分だ。ほとんどの生物が必要としているにも関わらず、酸素は5分の1強に過ぎず、誤差の範囲ともいえる二酸化炭素の量は、温室効果ガスとして削減が論じられているのだから驚きだ。

呼吸だけを考えれば、酸素は多いほうが良いだろう。1%に遠く及ばない二酸化炭素なら、増えても減っても影響がなさそうだと思えたのだが、どちらも健康を大きく左右し、わずか数%の違いでも生死にかかわるダメージを与えるのだ。

■酸欠が酸欠を加速する?

ほとんどの生物に酸素が必要なのは、いまさら説明不要だろう。その酸素が減るとどうなるのか、人間を例にとって説明しよう。
・18%いわゆる酸欠の状態
・16%脈拍/呼吸数増加、集中力の低下、頭痛、耳鳴り
・12%立っていられない、めまい
・10%意識不明、嘔吐(おうと)
・8%昏睡(こんすい)状態
・6%瞬時に失神、呼吸停止

16%を下回ると、人間は酸素を取り込むことができなくなると言われている。呼吸しても、逆に酸素が体外に出てしまうのだ。
息をするほど酸欠になるのだから、たまったものではない。

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