2012年8月26日 13:20
【雑学キング!】消防車は赤ではない!? 専門家に聞いた消防トリビア
つまり約45秒に1回(!)のペース。救急隊員さんたちの異常な忙しさも納得です。
あれ?でも……。
「変ですよね。これほどの出動件数なのに、自分たちの周りで救急車を利用した人の話ってあまり聞きませんよね?一体誰が使ってるのか?
実は『常連さん』がいるんですよ」
ん?救急車に……常連???
「ちょっと調子が悪いとき、普通なら近所のドラッグストアか、病院に行くとしても徒歩、電車ですよね。でも彼らは迷うことなく無料のタクシーとして救急車を使うんです。救急隊員に出動要請を断る権限がないのをいいことに。
しかも一日数回、それを毎日のように繰り返し、一人の年間出動回数が700回を超えるような『超常連』もいるみたいで……」
救急隊員さんの話では、あまりにも多い出動要請のため、近場の救急車が出払ってしまい、10キロも離れた現場に向かうケースもあるそうです。
連絡から20分以上、渋滞に巻き込まれながら、それでも懸命に駆けつけたら、血の海の中にいる交通事故の現場だったり、すでに心配停止状態になっていたりなんてことも……。なんとも恐ろしい現実ですね。
今回取材に応じてくれた山石氏が話してくれた内容は、彼が参加している「消防の謎と不思議研究会」