【エンタメCOBS】知ってますか? 占いの種類と系統の話
コイン占い、念珠占、測字占
●相(ソウ)
相(ソウ)は、物体の姿に主眼を置いた占術で、その形から他に及ぼす影響を究明します。
<<相に属するもの>>
観相(人相、骨相、手相、体相)
家相、名相(姓名学)、墓相
筆相、風水
・医(イ)
医(イ)は、人間の肉体に主眼を置いた方術で、肉体の疾病による悩みを究明します。
<<医に属するもの>>
漢方、鍼灸
・山(ザン)
山(ザン)は、人間の精神に主眼を置いた方術で、人間の物心両面の向上発展を究明します。
<<山に属するもの>>
符呪
――これらはもともと中国で生まれたものなんでしょうか。
福田先生そうですね。この中では卜(ボク)が一番古いと言われています。『易経』は中国最初の書物と言われています。
――そうなんですか。
最古の書物が占術に関するものなんですね。
福田先生卜(ボク)が日本に伝わったのが奈良時代と考えられています。
――それはまた古いですね。
福田先生周易の原文に「十翼」と呼ばれるものが付け加わって『易経』になって日本にも伝わったんですね。易経は室町時代には『足利学校』(当時の最高学府)で教えられていますし、徳川時代には湯島聖堂、昌平黌(しょうへいこう・昌平坂学問所のこと)