【エンタメCOBS】知ってますか? 占いの種類と系統の話
で教えられていますね。
この頃になって庶民にも「易」というものが広がったと考えていいと思います。
――天中殺という言葉が流行(はや)ったり、細木先生の『六星占星術』が流行(はや)ったりと、占いにもはやりすたりがあるようですが、これらは新しい占いなんでしょうか。
福田先生天中殺ブームの元は和泉宗章さんですが、「天中殺」は先ほど説明した「算命」、高尾系の算命で使われる用語です。そこに注目した点が面白いんですね。
――ということは、まったく新しいものではなくて、もともとあった算命の一派ということなんでしょうか。
福田先生そうですね。兄弟姉妹と言いますか(笑)。
――細木先生の六星占術はどうなんでしょうか。
福田先生六星占術は、命の『四柱推命』、これの新解釈と考えていいですね。もともとは12年のサイクルで回していたのを、6年という半分のサイクルにしたところに面白みがあるんです。
――なるほど。色んな新しい占いを開発されたりします。例えば『動物占い』なんてのがありましたが……。
福田先生生年月日時を元にして、それを10や12のグループに分けて当てはめるという仕組みは、命(メイ)の占術と言っていいかもしれませんね(笑)。