この桟橋が重要なんですよ。
――桟橋が?
佐藤社長とにかくですね、桟橋を造るとなると工事が大変なんです。県庁と漁業組合に話し通さないといけない。水の下の工事になりますので漁業法の制限を受けるんですね。コンクリを流し込んだりすると漁業に影響があるかも、と考えないといけないんですよ。漁業組合さんとの折衝が大変です。
――やはりそれなりに苦労があるんですね。佐藤さんが販売された無人島で、そこに住んでいるという人はいますか?
佐藤社長いないですね。
でも家を建てた人はおられますよ。そこに年に2、3回行くとかそういう感じですね。
――その島のインフラはどうなんでしょうか。
佐藤社長井戸と発電機ですね。その方は船も買われましたよ。で、普段は漁業組合さんにお願いして港に船を停泊させてもらっていますね。もちろんいくらかお支払いしてですね。
――その島は港から遠いんでしょうか?
佐藤社長目の前ですね。
船で5分(笑)。
■無人島を商品にまとめるのが難しい
――佐藤さんのところに入ってこないだけで、ほかにも販売できる無人島って結構あるんでしょうか?
佐藤社長あると思いますね。ただ、ひとつの商品として売りに出すのは難しいんでしょう。