のサナギのにんにく炒め
・セミの幼虫とバッタをチョココーティングして、トッピングしたアイス(カイコの卵かけ)
これらの料理は、参加者が自分たちで調理します。セミの幼虫は香ばしくておいしかったです。2回もおかわりしちゃいました。
■調理のプロセス込みで味わう「食育」の大切さ
――昆虫食の会には、いつも調理する過程が入っているのですか?
「この会場(阿佐ヶ谷よるのひるね)でやる場合は、一貫してやってもらっています。生きているものを食べ物にするというプロセスを体験してもらうのが、食育という面でも非常に大切だと思っているからです」
たしかに自分の手で調理するうちに、純粋に食材に見えてくるというのは参加者に共通する感想でした。
■食事を楽しく変化に富んだものにしたい
内山氏はさらに、昆虫食は人口増加に伴う食糧危機への有効な対策になるはずと語ってくれました。
「昆虫だけに限らず、地方ならではの珍しい食材とか、安定供給が難しい、従来の流通に乗りにくかった食べ物に、今また注目が集まっています。昆虫もその流れと同じだと思います。
季節によって出てくるもの、きのこや山菜みたいな感じで、食卓に彩りを与える一品になればと思っています」