【雑学キング!】私たちはどこまで「おでん」のことを知っているのだろうか?
しかし、静岡市民には当たり前の食べ方で、多い日は1日2,000本近く売れるそうです」
かき氷とおでんの交互食べは、おでん王国ならではのなかなかハードコアな楽しみ方ですね。いずれ試してみたいものです。
■コンビニおでん3年周期説
─―コンビニおでんも店舗ごとに味の違いはありますか?
「各社とも、おでん研究に力を入れています。お客さんが飽きてしまうのをふせぐためか、だしは毎年改良されています。味を濃くしないと違いがわからない傾向があるようで、少しずつ濃くなるという周期があるのです。
これを"コンビニおでん3年周期説"といいまして、だんだん味が濃くなって3年くらいでピークを迎え、4年目はまた薄味に戻ります。
その周期は各社でズレているので、自分にとってちょうどいい濃度のコンビニが、その年で一番おいしく感じますね」
味の濃さに周期があるなんて知りませんでした。コンビニを食べ歩いて、自分好みの味を探すのもおもしろそうです。
■海外にも広がるフィールドワーク
――今後の活動予定について教えてください。
「海外に伝わっているおでんの現地調査を以前から行っています。韓国と台湾へは行きましたから、コンビニおでんがあるという中国とタイの調査を検討中です。