くらし情報『【コブスくんの使えそうな仕事術】何をやるかではなく、「自分」に問いかける。新しいキャリアの仕込み方』

【コブスくんの使えそうな仕事術】何をやるかではなく、「自分」に問いかける。新しいキャリアの仕込み方

確かにそう考えると、何をすればいいかが見えてきそうです。自分自身を客観的に見ることが大切なのですね。

■過去を掘ると見えるもの

――新しいことを始めるときや、何かをやめたくなったときに「過去を掘る」ということをされているそうですが、どんな効果があるのですか?

「『過去を掘る』というのは、自分がどんなタイプの人間で、どんな物事に興味や関心があるのか、どんな環境で喜びを感じるのか、ということを客観的に理解するための方法です。昔、自分が興味のあった物事、中でも、ポジティブに取り組んでいた2つ以上の対象を、活動していた理由など、さまざまな角度から掘り下げてみると、そこには共通項があるのです。僕の場合、それが『サッカー』と『DJ』という2つの対象でした」

――まったく共通点がなさそうに思いますが、共通項は何だったのですか?

「共通項は、『個人よりチームが好き』『ゼロから何かを作り上げるクリエイタータイプではない』『誰かを生かすことに喜びを感じる』『完全な裏方は好きではない』ということです。この共通項を見ると、『何かをプロデュースするのが好き』、『外部からかかわるだけでは物足りない。プロジェクトの当事者でありたい』という、自分が満足できる仕事や理想的な居場所が浮かんできます」

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