くらし情報『【エンタメCOBS】獄中記の作者が語る「刑務所生活のリアル」』

2012年11月8日 13:10

【エンタメCOBS】獄中記の作者が語る「刑務所生活のリアル」

作業は週休二日制で、休みの日は通信教育などが受けられるようだ。

「テレビは数少ない娯楽の一つでしたね。チャンネルは指定されているもののバラエティ番組を見る事もできました。でもあんまり大声で笑うと刑務官に減点されテレビの視聴禁止処分を受けるんです。また賭けの対象になるという理由で相撲は一日遅れのビデオのみ視聴可能でした」笑いに飢えた懲役生活ゆえ、どんなテレビもより面白く感じられるという。

限られた娯楽の中で最大の楽しみは読書だった。「舎房では一ヶ月に三冊までしか書籍を取り寄せられないのですが、それ以外にも刑務所図書館の本を借りて読むことも可能でした。図書館では何十巻もある長編小説をよく借りましたね。
本を一冊読むたびノートを一ページ使って感想を書いていたんですが、十年の刑期を終えるまで分厚いノートを六冊使いました」感想を記したノートも全てその都度、刑務官にチェックされるという。

「舎房での食事は辛かったですね。当然ながら出された食べ物をどれだけ美味しいと思っても出た分しか食べられられません。同じ部屋にいる別の者から貰っても懲罰対象になります。それだけに祝日に出されるお菓子は楽しみでした」

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