くらし情報『【エンタメCOBS】うなぎに関するお話』

【エンタメCOBS】うなぎに関するお話

しらすうなぎに色素が出てきて、大きく成長して「うなぎ」になるのです。

■塚本教授チームの世紀の発見!

――塚本先生のチームは世界で初めてうなぎの受精卵を自然界で発見されたわけですが(2009年)、よく小さな受精卵を大海原で見つけることが可能でしたね。

塚本教授そうですね、もちろん幸運もありますが、きちんとした科学的な考え方と方法で調査をしたことが良かったんでしょう。過去のデータを慎重に解析観察し、そこから仮説を立てて実証し、また次の仮説を立てるする。卵もそういった過程方法論で見つけることができたんです。闇雲にあっちこっちを探しまわった結果ではありません(笑)。

――すみません(笑)。これはもう、世紀の大発見だと思うんですが、先生のこの発見でうなぎの産卵場所は特定されたと考えていいのでしょうか。


塚本教授はい。いいと思います。日本から南へ約3,000キロメートル、南太平洋、マリアナ諸島の中にグアム島がありますが、その西側約100キロのところを南北に西マリアナ海嶺と呼ばれる海底山脈が走っています。この海底山脈のある海域が、私たち日本人が普通蒲焼きにして食べているニホンウナギの産卵場と考えて間違いありません。

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