2020年11月3日 15:56
祖母から孫娘へ。時を超えて受け継がれるジュエリーの魅力
物心ついた頃から、ジュエリーデザイナーだった祖母が手がけたジュエリーを目にしながら過ごしてきました。
祖母のジュエリーを少しずつ身につけるようになったのは、私が25歳の誕生日を迎えたとき。母親が一粒ダイヤのイヤリングをネックレスに加工してプレゼントしてくれたことがきっかけです。
使用している石やデザインによっては、似合わないものもあります。好みのデザインに作り変えることもできますが、凝ったデザインのものは、祖母の強いこだわりがあるような気がして、なんとなく手を加えづらい。今よりもっと年を重ねたときには、しっくりくるだろう。と、何もせず眺めるのですが、そうしてただ見ているだけでも幸せな気持ちになれるからこそ、人々はジュエリーの虜になるのでしょう。
■シンプルな装いには、ダイヤモンドで輝きを添えて
もともと華美な装いはせず、デコラティブなデザインもあまり選びません。
手に取るのは、黒いワンピースばかり。そんなシンプルなスタイリングには、輝きを添えてくれるダイヤモンドがよく合うと思っています。いつだったかどこかで、「ネックレスやイヤリングは対面する人の目を楽しませ、指輪やブレスレットは自分の目を楽しませるもの」