映画『ターシャ・チューダー 静かな水の物語』感想。絵本作家ターシャ・チューダーからあなたに贈る人生を楽しむヒント
■映画『ターシャ・チューダー静かな水の物語』あらすじー花と動物に囲まれた心豊かなライフスタイルと創作の世界
©YUMIMOROTO
アメリカで最も愛される絵本作家ターシャ・チューダーをご存知でしょうか?
自然に寄り添った手作りの暮らしで”スローライフの母”と称される絵本作家です。
古代中国の思想家老子の言葉で最も理想的な生き方(上善)は、水のようなものだという「上善は水如し」という言葉がありますが、ターシャ・チューダーもまた「私は静かな水のようでありたい」と映画の中で”静かな水”としての生き方が理想だと語っています。
私もまた常々「水のように生きたい」と思っているのですが、心洗われる素晴しい映画でした。
ターシャ・チューダーは19世紀の農村の暮らしに憧れ、22歳のときに、同じ思いのトマス・L・マクリーディーと結婚。ニューハンプシャー州にて農場生活の傍らガーデニングを楽しみ、季節の年中行事や遊びを通して4人の子どもたちを育てました。
結婚と同時に手作りの小型絵本が出版社に受け入れられ、絵本作家としてデビューします。コーギー犬が主人公の『コーギービルの村祭り』がベストセラーを記録。