ファッション好き必見の映画『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』
「スポーツウェアとオート・クチュールのミックスは冒険だった」
「スージー・メンケスに腐ったエビのいろと酷評された」
など、率直に語る姿はとても印象的です。
ドリスのプライベートに立ち入ったのは、パートナーのパトリックと暮らすアントワープ郊外の自宅。庭園と自家菜園をドリス自らが案内し、花を摘み、野菜を調理する場面も描かれています。
子供のころは、両親の経営するブティックで遊んでいましたが、家業を継ぐことより、服そのものをつくることに興味を覚えました。1977年から80年までアントワープ王立芸術学院で服作りを学びました。同期にアントワープ・シックスと呼ばれる才能ある6人が集まっていました。
1992年に初のメンズコレクションを発表、3年目からレディースのコレクションも手掛けるようになりました。英国のジャーナリストのスージー・メンケスが賞賛して売れるきっかとなり、さらにマドンナが着たことで、一気にブレークします。
1994年には、フランスTVでは、3シーズンで有名なデザイナー、トップ20のゴルチエの次の2位にランクされたのです。
6カ月で消費される「ファッション」が嫌いなドリス
ドリスは語る。