「令和」時代を迎える前に知っておきたい「元号」のお話
が行われ、平成の天皇陛下が最後に挨拶をされて、平成の時代は幕を閉じることとなります。
その後も、さまざまな儀式を経て、新しい「令和」の世の中が日本に浸透していくのですね。
私たちの国の成り立ちは、『古事記』や『日本書紀』に起源を読み取ることができるのですが、伊勢神宮にお祀りされている日本の氏神様、太陽の神様「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」は、天皇陛下の御祖先にあたります。
それ以来、代々「天照大御神」の子孫が天皇として御位を継承し、今日に至るまで日本の国を治められてきたのです。そして、日本は「天照大御神」から授けられた稲によって、稲作を行うことで繁栄してきました。
天皇陛下の治める世の中と、神道の世界は、これほど密接なつながりがあるのです。
御譲位にあたっての儀式も、伊勢神宮をはじめとする神社において、神様の御前で行われるものがたくさんあるのも、そういった理由から。
日本は、八百万(やおよろず)の神々あっての世の中です。
新時代を迎えるにあたっては、私たち国民こそが、平和な日本で生きてゆけることに感謝をしなくてはなりませんね。
■「平成」と「令和」はどのように決められたの?
元号がどのようにして決まるのかというのは、元号の制度が取り入れられた約1400年前から、ずっと変わらない方式が取られています。