お片づけは「生きる力」を磨く!? 【後編】 ~親子で人生を豊かにする「片づけ」のポイント3つ~
1.片付けで磨ける力5つ
1)考える力
自分にとって好きなものや大事なもの・欲しいものが何か、反対に必要でないものは何かを考える力が養われます。これは自分という個性を知るのにも役立ちますよね。
2)選ぶ力
好きや必要・大事を考えたら、それを選び取ります。人生は選択の連続ですから、小さなことから慣れておくと良さそうです。
3)工夫する力
スペースに入りきらない時、どうしたら収めることができるか自分で工夫する力が付きます。さらにはスペースを増やしてくれるように交渉する、なんてこともできるようになるかもしれませんね。
4)大切にする気持ち
自分で考えて選んだものたちですから、愛着を持って大切にしようという気持ちが生まれやすくなります。
5)責任感の芽生え
自分のものを片づけるという繰り返しで、責任感も身につきます。
ざっと上げただけでも、片付けにはこんなに良い点があります。どれも子どもはもちろん、大人になっても役立つものばかり。ではどうしたら身につくのでしょうか。
2.どうしたら身につくのか
日々積み重ねるのみ! というと乱暴になりますが、自分の身をもって、また子どもやクライアントの話を伺っていてそう感じています。その「日々」を楽にするために、ものの量を減らしたり、収納をどうするか、動線はどうかが重要になります。
3.まず自分を振り返る
親子で考えるお片づけに入る前に、とりあげたいことがあります。それは「私は片づけているかしら?」ということ。「片づけなさい」といったママが使ったままにしていることないですか。
子どもはとってもよく見ています。私も「ママも出しっぱなし~」と主人や長男に何度言われたことか。自分はどうかを考えてみると、「片づけなさい」も違う言い方にできそうです。例えば「ママも頑張っているから片づけてくれたら嬉しいな」とか「おもちゃもお家に帰れたら嬉しいって」などですね。
次回は「親子で考える、お片づけ」についてお伝えしたいと思います。