専門家に聞いた「野菜ジュースの栄養に関する意外な真実」

2014年8月27日 12:00
 

コンビニやスーパーの飲料コーナーに足を運べば、ズラリと並んだ種類豊富な野菜ジュースのラインナップを目にすることができる昨今ですが、ネットなどを通じて「実はジュースに加工した時点で元々あった野菜の栄養素はほとんど失われてしまっている」とか「実は糖分が高いので毎日飲むと太ってしまう」といった野菜ジュースに対する様々な風説がにわかに流れているようです。


「健康のために飲んでいたのに、実は健康的じゃないの!? 」「野菜不足を補う効果は本当にあるの!? 」…正直なところ、その効果に疑問を感じてしまっている方もいるのではないでしょうか?

そんな疑念を払うには、専門家に意見を聞くのが一番! というわけで今回は、“食と健康のアドバイザー”として多くのメディアで活躍されている南 恵子先生に、野菜ジュースにまつわる噂の真相、そしてその実際の効果についてうかがってみました。

■率直におうかがいしたいのですが、野菜ジュースは生野菜を加工した段階でかなりの栄養素が失われてしまっているという話は本当なんですか。栄養面に関して言うと、鉄分やカリウム、ナトリウムといったミネラル系は野菜ジュースに加工しても減らない傾向にありますし、むしろベータカロテンやリコピンといった色素成分に関しては、加工したり加熱したりことによって吸収率が高まるので、生よりもジュースの形で摂る方が効果的と言えます。加工しない方がいいものばかりではないんですよ。

その一方で、ビタミンCや食物繊維といった、加工した時点で減少してしまう成分もあります。こちらも製法によって随分と残る量が変わってくるんですが、商品の中にはそういった栄養素を後から添加しているものもあったりします。

■添加物と聞くと、それだけでなんだか体に悪いイメージがあるんですけど。無添加を謳っている商品が多く、コンプライアンスが厳しい昨今で、あえて多くの添加物を加えているものは少ないと思います。また、添加物が一概に体に悪いということではないんですよ。よく添加されているビタミンCは、酸化を防ぐためにペットボトルのお茶などにも含まれている一般的なものですし、水溶性なので過剰症の心配もありません。

■ では、糖分についてはいかがでしょうか? 野菜ジュースにはそれらが多く含まれているイメージがあるんですが、毎日飲んでも太ったり健康に害が及んだりはしませんか?健康志向が強くなっている最近の傾向としては、甘さ控えめを謳っていたり、野菜本来の味を引き出すことに成功しているメーカーさんが多いので、一般的にはそんなに心配するような量の糖分や塩分は含まれていないと思います。

飲みやすいように糖質や、蜂蜜、果物などを加えて甘みを出している商品などはありますが、それらも極端に飲み過ぎなければ問題ないと思いますよ。気になる方は原料や栄養表示をチェックして商品を選ぶといいですね。

ちなみに、野菜100%ジュースに表示されている“糖質”とか“ショ糖”は、私たちがイメージするお砂糖のことではありません。糖質は私たちに欠かせないエネルギー源であり、様々な糖の種類があります。砂糖は食品で、主成分がショ糖です。糖質やショ糖はもともと野菜にも含まれているものです。

ですので、糖質やショ糖と表示されていても、“砂糖を加えている”という意味ではありません。とは言え、摂り過ぎには注意が必要。野菜ジュースに限ったことではありませんが、何事もバランス良く摂るということが重要です。

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