わかりやすく伝える方法って? 「説明力」を高める言葉のコツ


■伝える相手は、どの程度の情報を知っているのか? 自分の常識は相手の非常識かも分かりやすい説明を考える時に、自分が説明する相手は、どんな人なのかよく考えましょう。相手は何を知っていて何を知らないのでしょうか?

どんなに話を組み立て、資料を作っても、相手の理解度に応じた言葉や表現を選ばないと、それはわかりやすい説明になりません。たとえばホームページを作ろうと、ホームページの作成方法を説明してあるページを見たとします。でも知らない専門用語がたくさんあると、それだけでわからなくなり、やる気もなくなりますよね。

そのページを作った人たちはわかりやすく書いてくれたつもりでも、相手の理解度によっては全然伝わらないのです。逆によく知っている人には、「そんなこと知っているよ」というものになるかもしれないのです。

こうしたことを防ぐには、先に相手がそのことについてどれくらい知っているのかを話してもらうのもよいでしょう。たとえば、パートナーに子どもの進学について相談したい時、そんな時には、子どもの進学をどう考えているか、先に相手に話をしてもらいましょう。
それによって、どの程度のことを知っているのか、どのくらい考えているのかがわかり、その後の話が進めやすくなります。

このように、自分の言葉や表現が本当に通じるのか、話す前に考えてみることも必要です。

今回お伝えした内容は、ごく基礎的な段階です。ですが、これらを意識するだけで、説明力はぐっと上がるはずです。説明をする時には、ちょっと時間を取って、これらのポイントを意識してみることをおすすめします。

もっと説明力を高めたいという人には、有料で受講できる講座もあります。詳しくは、教育コミュニケーション協会のホームページをご覧ください。
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