2014年12月29日 07:00|ウーマンエキサイト

時短勤務か延長保育か――ワークライフバランスに悩めるママへ


■保育料+付帯コストに要注意、延長保育のメリットと注意点延長保育とは、基本保育時間より早い時間や遅い時間を補完する「長時間保育」、「時間延長サービス」などと呼ばれるものです。保育園により時間や利用料の規定が異なりますが、労働時間の多様化から延長保育・夜間保育の予算も付くようになり、認可保育園でもかなり長い時間、延長保育を実施する園が出てきました。

働くママにとって、子どもを遅くまで預けられると「仕事で迷惑をかけなくて済む!」という安心感があるのはたしか。今まで時短制度を使うことで周囲に申し訳なさを感じている方の中には、時短制度の終了とともに延長保育を利用する方もいます。ですが、気をつけて欲しいことが2つあります。

まずは、延長保育の利用料だけではなく、「今日は遅くなったから、夕飯は外で食べよう」と外食が増加するように、付随するコストが発生しがちであること。実際、ファイナンシャルプランナーとしてプランニングしていると、忙しい方ほど支出が多いことを実感します。

そのほか、長時間働くことにより、体が疲れてしまうので休日には鍼灸やマッサージに通ったり、仕事のストレスで買い物が増えたり、という場合もあるので要注意です。


さらに、子どもが成長して長時間保育にも慣れたとほっとしたのもつかの間、「小1の壁」といわれる時期が来てしまうことも覚えておきましょう。小学校に上がると多くの保護者が利用する学童保育の多くには、保育園ほどの延長サービスはありません。

保育園が22時まで預かってくれるからと、めいっぱい延長保育を利用してしまうと、子どもが小学生になっても同様な働き方をするためにはシッターを雇う必要が出てしまうなど、より多くのコストがかかる可能性があります。

ファイナンシャルプランナーとして、私が多くの方におすすめしているのは、子どもが小さいうちは時短制度を活用し、子どもの成長に合わせて定時終了にシフトしていくことです。定時に帰る人が少ない職場では難しく感じるかもしれませんが、効率的な時間の使い方はワーキングマザーの腕のみせどころ。周囲とコミュニケーションをはかりつつ、限られた時間の中で責務をまっとうすることで、周囲の理解や自分自身のスキルアップにつながるはずです。

もちろん必要に応じて延長保育を取り入れる時期があってもいいのですが、定時で帰ることの罪悪感から利用するのではなく、未来の自分や子どもにとってプラスとなる選択であるかどうかをしっかり見極めて、上手に延長保育を活用していきましょう。

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