企業年金はいくらもらえる? 理解するためのポイント3つ(ママでもわかる年金特集4)


<ポイント2>企業年金は、分けて受け取る退職金
会社を定年退職した後にもらえるお金としては、退職金と企業年金がある。この2つの違いについてもどう違うのか迷ってしまう。「名前と受け取り方が違うだけで、実態は同じものです」。こちらも図にして、視覚的にイメージしてみよう。
年金の中で一番わかりにくい、企業年金を理解するためのポイント3つ(ママでもわかる年金特集4)

(資料提供 : 株式会社オフィス・リベルタス)



<ポイント3>企業年金には、2つのタイプがある
企業年金のうち、分けて受け取る年金型には、下記の図のように2つのタイプがある。


・退職後に貰う金額が確定しており、会社が一括してそのお金を管理・運用する
=確定「給付」型
・お金を出すのは会社だが個人が自分の分を管理・運用し、その成果次第で退職後に貰える金額が異なる
=確定「拠出」型
年金の中で一番わかりにくい、企業年金を理解するためのポイント3つ(ママでもわかる年金特集4)

(資料提供 : 株式会社オフィス・リベルタス)



確定拠出年金は、従業員ひとりひとりに口座が割り当てられ、会社が出した掛け金が従業員の口座に割り振られる。確定拠出年金の場合は、従業員は、割り振られた自分の分のお金を自分で運用することになる。

近年、確定「拠出」型の企業年金の制度を導入する会社は増えている。それに伴い、世の中に確定拠出年金という言葉は広まりつつあるが、多くの人が「会社で確定拠出年金は導入されたけれど、よくわからない」というのが現状だ。

今後、世の中に広まっていくことが必須の確定拠出年金。次回は、「企業型確定拠出年金のポイント3つ」を取り上げ、企業型の確定拠出年金のポイントを整理する。

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