万が一のことを考えて、子どもを暗闇に慣れさせておくことはとても大切なことです。暗闇に慣れさせるということは、子どもの災害対策にも繋がります。
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大地震をはじめ、日本各地でおこっているさまざまな災害。特にこれからの季節は台風の心配も出てくるので、災害対策はしっかりとしておきたいところです。
災害に備えて、水を準備したり、防災グッズを揃えたりしている家庭も多いはず。ただ、案外見落としがちなのが、子どものケアについてです。
今回は、子どもの災害対策で取り入れておきたいことをお話ししましょう。
なぜ、子どもを暗闇に慣れさせるといいのか?
子どもを暗闇に慣れさせるということは、災害が起こっても臨機応変に対応する力を付けることに繋がります。
地震や雷、台風などの被害で停電になることもありますが、そういう時には、普段明るい場所が急に暗闇になってしまいます。日頃、まったく明かりのないところで生活することがない現代の子どもは、突然の出来事に戸惑い、パニックになってしまうこともあるのです。
なぜ子どもは暗闇を怖がるの?
子どもが暗闇を怖がるのは視界が狭く、何があるのかわからないからという理由だけではありません。ママやパパたちからの影響も深く関係しているということを覚えておきましょう。
たとえば、夜遅くまで起きている子に「もうお外は真っ暗なんだから、怖いよ」「お化けが出てくるかも…」「暗いのは怖いんだよ」などと声をかけていると、子どもは心から信用しているママやパパからの言葉だからと、頭にそのイメージをインプットするのです。
普段から過剰に「暗闇=怖い」というイメージを植え付けてしまうと、いざ暗闇で過ごさないといけない時に、恐怖で動けなくなってしまう恐れもあります。くれぐれも、怖がらせすぎるには注意しましょう。