連載記事:お金の不安をなくす「貯まる財布」のつくり方
同じ収入でも、貯められる人×貯められない人【お金の不安をなくす「貯まる財布」のつくり方 Vol.2】
■同じ収入でカツカツの人、貯めている人の違い
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この「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」を参考にして
レシートを仕分けしてみましょう。なかには同じ項目内であっても、内容がわかれることもあるかもしれません。
たとえば、食費で考えてみましょう。
料理するのに必要な素材を買っている部分は「消費」。
質問:では、料理をするのが面倒くさいからとおそうざいを購入した場合は、何になるでしょうか?
これは「浪費」になるかもしれませんね。でも料理する時間を勉強する時間にあてたり、子どもと遊ぶ時間に使ったりすると、「投資」かもしれません。
「この仕分けをしてみるだけで、お金が貯められるようになります」(横山さん)
本当ですか!? たとえば、同じくらいの収入であっても、堅実に貯めていく人と、いつもお金を使いきってしまい、カツカツな気分で暮らしている人がいます。その差は、どこにあるのでしょうか?
「その差は、自分の軸があるか、ないかなのです。お金を貯めるうえで、大切なのは、あなた自身の価値観です。そのためにお金の使い方の中身に意識を向ける必要があります」(横山さん)
■「お金の使い方」の理想割合とは
お金の使い方の中身に意識を向けるのに有効な「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」。この3つの項目の目指したい理想割合があります。まずは3つの項目の内訳が支出全体のなかで、どれだけの割合を占めているのかを計算してみましょう。計算方法は、次のとおりです。
各項目(消費、浪費、投資)の金額 ÷ 支出合計
横山さんが、「貯め上手さんだなぁ」と感じる人の数値をもとに割り出した「消(ショウ)」「浪(ロウ)」「投(トウ)」の割合の理想割合は、次のとおりです。
●横山さんが考える消費・浪費・投資の理想の目安
消費 : 70%
浪費 : 5%
投資 : 25%
「3つの項目ごとの割合を知るという
新しいモノサシを手に入れることで、人はいままでの自分の常識を疑い始めるでしょう。そして、
お金の使い方自体に意識を向けられるようになるのです」(横山さん)
そう考えると貯まるのか! と目からうろこの次回は、「同じ収入でも、貯められる人×貯められない人」です。