「普通」とズレている私。社会性はどうすれば身につく?【心屋仁之助 塾】



例えば、普段は遊んでばかりでも、期末テスト前になると一生懸命、勉強する人は多いですよね。落第点を取りたくない、進級したい、単位を落としたくないといった追い込まれた状況に置かれると、人は誰でも必死になって勉強して、合格点を取ろうと自分の頭をフル回転させます。

でも、それは悪いことではありません。自分の持っている能力を最大限に発揮しようとしているだけなのです。

人生にも時々、期末テストみたいなことが起こります。目の前に現れた問題に必死になって取り組むことで、自分が奥底に押し込めていた魅力や才能を掘り起こしていくのです。

あややさんも、もしかしたら今「自分の魅力や才能に気づこうよ」と心の中にいるあややさんが教えてくれているのかもしれません。

「自分は社会性がない」とあややさんが感じてしまうのは、「社会性」と呼ばれるものが無数にあるためです。
中学の社会性、大学の社会性、そのバイト先の社会性、みんな違います。付き合う友達によっても、社会性は変わってきます。

つまり「社会性」は、その場所、その地域、そこにいる人たちで変わるということ。同じ会社内でも、部署によって求められる社会性は変わりますし、同じ部署でも上司が変われば、社会性も変わります。

私たちは生きている限り、常に新しい社会性に出会うのです。だからうまく自分に合わない社会性があってもいいのです。

自分が居心地がいい社会性を見つけてそこにいてもいいし、新しい社会性があるところに飛び込んでもいい。つまり、今のままのあややさんで大丈夫なのです。


今のまま、「今の自分のままでできること」をやってみてください。社会性に自分を合わせるのではなくて、自分が合う社会性を、自分自身で選んでいってくださいね。

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