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1月18日(木)にスタートする木曜劇場
『隣の家族は青く見える』(フジテレビ)で、妊活という壁にぶち当たる夫を演じる
松山ケンイチさん。自身の結婚観、家庭観について率直に語ってくれました。
■松山ケンイチ、妊活での夫の関わり合いとは?
――今回のドラマの役柄を教えてください
僕の演じる大器は、妻の奈々(深田恭子)に対する愛情を忘れない人。妊娠しないことで落ち込んだり悩んだりする菜々に対し、
夫としてどう接していけばいいのか。難しいけれど、どんなときも妻に対する愛情は絶対に持っていたいなと思います。
たとえば、奈々が落ち込んでいるときは大器が引き上げてあげる。逆に大器がへこんでいるときは奈々が…というように、そのときで
役割が変わるのが夫婦なのかもしれませんね。そうして2人で妊活に向き合い、ちゃんと同じところにいられればいい。
両方ともへこんでしまったりすると大変ですが…。
家庭というものは夫婦のどちらかががんばりすぎてしまったら失敗で、ふたりで生活していくうちに、うまくでき上がっていくものではないかと思います。
――妊活する夫婦を演じる今の心境はいかがでしょうか?
僕には、経験はないことのですが、だからといって関わりのないことではないですよね。もしかしたら、自分もそういう問題を抱えることになるのかもしれない。
ドラマでは、役柄をとおしてちゃんと妊活に向き合い、それが新しい形に見えればいいと思います。そして、実際に
妊活されている人たちの背中を後押しするようなものを表現したいですね。
■松山ケンイチの考える夫婦の形とは
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――松山さんは、理想のパートナーシップとはどんな形だと思われますか?
夫婦の関係でいえば、
触れ合いを忘れないなど、ちゃんとコミュニケーションが取れていることが大切。そもそも結婚するときは、夫婦として一生続いていくと思いながら結婚しているわけだから、そこはちゃんと続くように努力しなければならない。
それがお互いにできる関係が理想かなと思います。
妊活する夫婦もひとつの形だけれど、ちがった形の幸せがあることも忘れてはいけない。
『子供ができるイコール幸せ』というのは単純すぎるでしょう。このドラマにはいろんなパートナーシップの組み合わせが出てくるので、
さまざまな形の幸せがあるということを表現できればと思っています。
――松山さんにとって大器とはどんな男性なのでしょうか?
僕自身は妊活をしなかったんですが、子どもが3人います。だからそのままの感覚で大器を演じたらダメだと思うので、『妊活するとしたら…』と想像しました。
ただ、大器という役を演じるのも、現実の家庭生活と通じるものがあるんです。夫であること、父親であることも、ある意味、
一生をかけて役作りをしていくようなものでしょう。
その役作りは現実でもやらなきゃいけないし、一回したら終わりではなくて、止まらずにずっと続けなくてはと思いますね。
――松山さんが、家庭生活で大事にしていることを教えてください
仕事にかまけて家族とのコミュニケーションを怠ってしまうことが一番残念だと思います。どんなに仕事がうまくいっても、何のために働いているのかがわかっていなければ、本当の幸せには届かない。それは
僕自身の課題でもありますね。
■子どもを持つか持たないか、妊活する夫婦とは
結婚したら夫婦で話し合わなければならないことはたくさんあります。その中でも、
「子どもを持つか持たないか」はもっとも重要なテーマ。
新しい連続ドラマ『隣の家族は青く見える』で
深田恭子さんと松山ケンイチさんが演じるのは、住宅を購入し、いざ子供を作ろうと思ったら、なかなか授からずに
“妊活”を始める30代の夫婦です。
そんな夫婦の機微をリアルに描くこのドラマ。
夫の大器(だいき)を演じる松山ケンイチさんは、ご存じのとおり既婚者で3児のパパ。その境遇はこの役柄とは正反対なのですが、インタビューで語ってくれた言葉から、現役のイクメンパパであり、誠実な夫であることが伝わってきます。
どんな夫婦にも他人からはわからない事情がいくつも隠されています。そのなかでも「妊活」で悩んでいる人たちは多くいるでしょう。
松山さんは、「夫婦は触れ合いを大切にするべき」、「父親とは一生をかけて役作りしていくもの」などの名言を聞かせてくれました。30代に入ったばかりでこれだけ家庭人としての自覚ある発言ができる男性もなかなかいませんよね。まさに理想の夫でありパパ! そんな松山さんが演じるリアルな夫の姿、楽しみです。
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