親らしいことができず、子どもに苦労をさせてばかり。母親失格です【心屋仁之助 塾】
「親らしいこと」って、なんでしょうか。
広い家に住まわせることでしょうか。毎日立派な食事を作ることでしょうか。子どもが欲しがるものを、不自由なく買い与えることでしょうか。周りの子と同じような習い事をさせることでしょうか。
確かにそういうことも必要なのかもしれません。かおぽんさんは「自分は、娘さんの愛情を受け取るに値しない」と思っておられるのかもしれません。
でも、食事会への招待をお母さんに断られた娘さんは、
「お母さんは、私のことが好きじゃないんだな」
「お母さんは、私と一緒に楽しい時間を過ごしたくないんだな」
と、思ってしまうかもしれませんね。
私も母親にプレゼントを快く受け取ってもらえなかったときに、そう感じた経験があります。
「何もできなかった」と思っている自分のまま、娘さんからの感謝を受け取ってみてはいかがでしょうか。
「何もできなかった」と思っているのは、かおぽんさんだけ。子どもにとっては、親は「そこにいてくれるだけでいい」ものです。お母さんが家にいてくれるだけでいいのです。その存在だけでいいのです。
「いいえ、私は仕事で子どもたちのそばにいられなかった」とおっしゃるかもしれません。でも、かおぽんさんが仕事で家にいない間も、子どもたちの心のなかにはいつもお母さんの存在があっただろうと思います。
それで十分なのです。それが十分、親らしいことなのです。そして、「私はこんなにできなかった」とご自身を責めたり、愛してるのに素直にその気持ちを表せなかったり。そういったことも「親らしいこと」ですよね。かおぽんさんは、十分、母親らしい素敵なお母さんです。
かおぽんさんにプレゼントしたい言葉は次の通りです。
「私十分、いい母親だったらしい」
「私がいるだけで、子どもたちは幸せ」
「今度は自分が受け取ってもいい」
「なーんにもしていないけど、受け取ってもいい」
娘さんにとっては、車の免許や就職祝いなどの「この先の経済的な支援」よりも、「今ここにお母さんが自分と一緒にいてくれること」のほうがうれしいはず。
ご自分を少し、許してみてください。
そうすれば、息子さんのときにもまた同じようになるのではないか…という恐怖も和らぐはずです。これからは、お子さんたちに助けてもらってくださいね。応援しています。
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(編集/外山ゆひら)
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