麻生式ロカボダイエットでやせ体質へ! リバウンドしにくい「やせる食習慣」とは
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春を間近に控え、体型が気になりはじめる時期。まだ肌寒い日もあり運動もおっくうになりがちですよね。そんなときは毎日の食事で調整するのも1つの方法。今回は1年間で20kgやせた管理栄養士・
麻生れいみさんが提案する
「麻生式ロカボダイエット」をご紹介します。
麻生れいみさんプロフィール
管理栄養士。低糖質料理研究家。出版社の編集、雑貨店経営を経て自らのダイエット成功の謎と理論を解くべく栄養士の道へ。服部栄養専門学校栄養士科を卒業。2019年現在は、大手企業の特定保健指導・栄養相談、病院の臨床研究においての栄養療法を監修。これまでに約6000人のダイエットを指導。
近ごろよく耳にする
“ロカボ”とは、
“低炭水化物”の略語。糖質の多いごはんやパン、麺類など炭水化物の摂取を控えることです。
麻生式ロカボダイエットは、単に炭水化物(糖質)を抜いて食べる量を減らすのではなく、
たんぱく質や野菜をしっかりとりながら、たくさん食べつつやせることを目指しているのが特徴です。
麻生式ロカボダイエットを紹介する「20kgやせた!」シリーズは累計65万部を突破するほど好評。先日発売された新刊
『20kgやせた! 麻生式ダイエット 1週間チャレンジ!』から、簡単でおいしい
ロカボレシピや糖質オフで
やせる仕組みをご紹介します。
■ロカボ(低炭水化物)でやせる仕組みとは?
一般的に炭水化物を控えて糖質をカットするとやせられるといわれます。なぜでしょうか。
まず糖質を多くとった場合、血糖値が上昇し、別名・肥満ホルモンと呼ばれる
インスリンが分泌されます。インスリンは余った糖を中性脂肪に変えて蓄えてしまうそうです。
一方、糖質の摂取量を少なくすると血糖値が下がります。血糖値を上げるためグルカゴンというホルモンが分泌され、蓄えていた中性脂肪がエネルギーとして分解され、脂肪酸の一部が
ケトン体に変化。ケトン体はエネルギー源として使われ、
脂肪を燃焼させたということに。
このような体のメカニズムがあるため、低糖質の食事によって、代謝の回路を「糖質回路」から
「ケトン体回路」へ変えられれば、2つの回路を使えるボディになれ、リバウンドしにくい
やせ体質になるそうです。
■糖質を控えて、たんぱく質と野菜はたくさん食べる
麻生式ダイエットでは、糖質を抑えるかわりに、ほかの栄養をしっかり摂取することが重要。具体的には以下の3つを意識的にとるとよいそうです。
●たんぱく質
1日体重1kgに対して1.2~1.6g。肉・魚・卵・大豆製品などからとる。
●野菜・きのこ・海藻類
1日400g以上(1日食物繊維20g以上)を目安にとる。
●オメガ3脂肪酸
1日大さじ1杯分程度(必要量2g以上)。体で作られないので食事で摂取、
青魚か
亜麻仁油、
えごま油などからとる。
このほか水1~1.5リットル以上をこまめに飲むとよいそうです。