「専業主婦はいいよな」夫の言葉にイライラ…プチモラハラ夫、どうすれば?

目次

・プチモラハラ夫の不用意発言が妻を追い詰める
・主夫経験がないから言える「デリカシーのない言葉」
・プチモラハラ夫を黙らせる「笑顔の切り返し」
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「専業主婦っていいよな」

悪気はないとわかっていても、夫からのこんな不用意な言葉に、妻はイライラを感じてしまいます。そして、「もっと頑張れ」と言われているようで落ち込み、ストレスを感じてしまうのです。

夫としては「つい愚痴っぽくこぼしてしまった言葉」でも、積み重ねていけば、妻をどんどん追い詰めていく立派なモラルハラスメントです。こんな自覚のないプチモラハラ夫には、どう対処すればいいのでしょうか? 

■プチモラハラ夫の不用意発言が妻を追い詰める

最近は、プチモラハラ夫の相談も増えています。一生懸命、家事や育児を頑張っているのに、仕事をしていない(または働いていても収入が少ない)ことを理由に、夫から「女はいいよな~、楽で」と言われて傷つくといった相談です。

夫が悪気なく口に出した言葉でも、「自分は頑張っていないんじゃないか」「もっとできるんじゃないか」と、妻は自分が悪いことをしているように感じます。特に、真面目な女性ほど罪悪感を持ちやすく、自分は能力が低い役に立たない人間じゃないかと落ち込み、自信をなくしてしまうようです。

おそらく、妻が落ち込む、カチンとくるような夫の発言は、この「専業主婦っていいよな」だけではなかったのではないかと推測します。
それまでにも、夫の言葉や態度にモヤモヤ、イライラしていたのでしょう。

その積み重ねがあり、「専業主婦っていいよな」の言葉がきっかけで、自分は夫から攻撃されている、モラハラを受けていると、妻は感じてしまうのです。

そのネガティブな感情やイライラを、ついつい子どもへぶつけてしまうことも。しかし、そうしてしまった自分に妻はさらに落ち込むという悪循環が生まれてしまうでしょう。

■主夫経験がないから言える「デリカシーのない言葉」

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こういったお悩みを持つ方に、声を大にして言いたいのは、仮にあなたがどんなに楽な毎日を過ごしていたとしても、夫の「専業主婦はいいよな」発言は真に受ける必要はないということ。

現在は育児や家事に専念する主婦であっても、かつては仕事で忙しく働いていた方も多いでしょう。その両方の経験がある女性なら、そもそも大変さの種類が違うこと、そこに優劣はつけられないこと、でもどちらも同じように大変なのは変わりないことが理解できると思います。

例えば、家事は散らかった家をきれいに掃除し、汚れたお皿や服を洗い、元の状態に戻す作業が多く、ゴールや終わりがありません。
また、明日も同じ作業の繰り返しです。一方、仕事はゴールが設定され、期日までにそこへ到達しなければいけません。

つまり、家事育児はマイナスをゼロにしていく大変さがあり、仕事はゼロからプラスにしていく大変さがあるといえるでしょう。

しかし、大多数の男性はバリバリ働く経験はしていても、専業主夫を経験する機会は少ないでしょう。ですから、家事育児を24時間担う大変さを理解するのは難しく、片方しか経験していないにもかかわらず、比べたり優劣をつけて「いいな〜」と言っているわけです。

かつて「専業主婦は三食昼寝つき」と言われ、男性にはそのイメージが刷り込まれているのかもしれません。いずれにしろ夫の家事育児に対する理解がないからであって、妻はその言葉を気にして悩む必要はありません。

もし、夫から嫌みったらしく言われたとしたら、仕事や人間関係のつらさを八つ当たりしているだけ。
「おまえはいいよな、楽で」と言ってストレスを発散しているだけで、あなたを責めているわけではないのです。


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