生活費まで出し渋る困ったケチ夫、4つのタイプと対処法



■ケチ夫を黙らせる3つの対処法

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妻や家族にお金を使わない内向きケチ夫」には、どう対処すればいいのでしょうか? それは、ケチ夫独特の思考回路を理解することから始めてみるのです。

ケチの良いところは、自分は合理的で数字に強いと思っているので、根拠のある数字を示せば納得させやすいところです。そのため、世帯支出を円単位で細かくチェックして納得できないものはカットしようとしますが、裏を返せば、数字的な裏付けをもって必要性を示せば説得しやすいと言えるでしょう。

例えば、ケチ夫に「どうしてこんなに食費がかかるの? 子どももまだ小さいんだから、月4万円で収まるよね」と言われたとしましょう。しかし、総務省統計局「家計調査(2019年)」の調査によると、2人世帯の全国平均の食費は1カ月約7万5000円という結果が出ています。そういった公的な数字を提示しながら、「あなたは4万でやれるというけれど、実際2人世帯でも食費はこれくらい平均でかかっているの。節約しても6万円はかかると思う」と説明してはいかがでしょうか。

それでもケチ夫がグチグチと言うようなら、今度は行動で示してみましょう
例えば、十分な食費がもらえないならおかずを一品だけにする、食材の安いものだけを使った同じメニューを出し続けてみます。

そこで「おかずが少ない」「いつもモヤシばかりのメニューだね」と夫が文句を言ってきたら、「そうだよね。でも、食費が足りなくて…」と、妻にケチケチすると自分にも害が及ぶことを夫にも実感してもらってはいかがでしょうか。わざと意地悪をしているケチではない限り、夫も態度を多少は改めてくれるでしょう。

もしくは、二択にしてケチ夫に選ばせるというのも一つの手です。例えば、子どもに習い事をさせたいとなった時、ケチ夫が難色を示したら「じゃあ、子どもに習い事をさせるか、その分は貯金に回すか、どっちがいいと思う?」と聞いてみましょう。

その場合、ケチ夫がどちらを選んでも、妻にとって納得がいく選択肢とするのがポイントです。二択にすることでケチ夫も「自分が決めた」という満足感を得られますし、そのお金を夫の趣味など家族とは無関係な無駄遣いに流用されることを予防できます。


■見栄っ張りケチ夫には周囲を味方に

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ケチ夫の中には、妻の交際費や美容代、被服代に理解を示さず、家計予算に全く計上しない場合もありますね。特に、産休育休中であったり求職中だったりすると、夫に強く言えない妻も多いでしょう。

男性にとって、女性はどういうところにお金がかかり、それは決して贅沢(ぜいたく)ではないことを理解するのは難しいようです。「美容院代、もったいないね。1000円カットじゃダメなの?」「友だちとのごはん代、そんなにかかる?」など、悪意なく聞いてくることもあります。

そういう場合は、ケチ夫が一番気にする部分、世間体や体面などを持ち出すことで理解してもらうのはいかがでしょうか。

例えば、「この間、いつも同じ服を着てるよねって義理のお母さんに言われて。そういえば私、全然洋服を買ってないよね」「ママ友のランチは情報交換会の意味もあるんだけど、出ないと私や子どもが仲間はずれになるかも…」と、外部の評価と絡めて言うのがいいでしょう。


妻を困らせるケチ夫の多くは、自分が損をするのは嫌だけど、世間体が悪いのはもっと嫌という見栄っ張りタイプ。その部分を活用して、家庭内で起こるお金のトラブルや不満をうまく回避していきましょう。

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