連載記事:これからを生き抜くお金の貯め方

なぜかお金が貯まらない…じつはお得だと思っていたものが元凶!?【これからを生き抜くお金の貯め方 第2回】

これからを生き抜くお金の貯め方

これからを生き抜くお金の貯め方

コロナ禍で収入が減って、これからの家計が心配という声が聞かれます。教育費、老後のお金を我慢や無理をせずに貯めたい、毎日の家計を黒字にしたい…そんな方法をFPの横山光昭さんに教えていただきます。

なぜかお金が貯まらない…じつはお得だと思っていたものが元凶!?【これからを生き抜くお金の貯め方 第2回】

イラスト:トキヒロ


「貯まらない人の共通点は、『お金の流れ』がごちゃごちゃしていること。反対に言えば『家計の混乱』をうまくほどいて、シンプルにすることで、お金はきちんと貯められるようになるんです」と言うのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。

そこで、『家計の混乱』をうまくほどいて、シンプルにする具体的な方法を、伺ってきました!

「『コロナで家計がヤバい!』やりがちな失敗パターンと今やるべきこと」の続きです。


■『家計の混乱』ほどき方その1、銀行口座を書き出す


なぜかお金が貯まらない…じつはお得だと思っていたものが元凶!?【これからを生き抜くお金の貯め方 第2回】

©nkintarapong - stock.adobe.com


まず、最初にやっていただきたいのが、銀行口座の確認です。

お給料の入ってくる口座、貯金をしている口座、教育資金を貯めている口座、生活費などを支払っている口座、生命保険や自動車保険の支払い口座、住宅ローンの支払い口座、クレジットカードの引き落とし口座などなど、とにかく全部書き出してみます。

――うっ! それを、全部やるんですか? いきなり、気分が萎えてしまいます

ここは、がんばりどころです。自分を励ましながら、書き出してみましょう。全部書き出したら、次は、これらの口座を絞り込んでいきます。大切なのは、「使う口座」を一つに絞り込むことです。

人によっては、光熱費はA銀行で引き落とし、食費はB銀行から引き出して使う、クレジットカードの引き落としはC銀行というふうにあちこちの口座からお金が引き落とされ、何にいくら使ったのかよくわからないという状況に陥っています。

――銀行口座を絞り込む基準は、何かありますか?

絞り込む基準は、「自分にとって使い勝手が良い金融機関かどうか」です。
たとえば、「家や会社から近い」、「ネットでの口座管理がしやすい」というように、あくまで自分にとって便利な口座を選んでください。

――なるほど!

「ただ数を減らせばいいというわけでもないんですよ。3つの袋(口座)の考え方をお忘れなく! すると、銀行口座は、次のように絞り込まれると思います。
※3つの袋(口座)とは
家計を①使う袋、②貯める袋、③増やす袋で考えます。ポイントは、できるだけ『使う袋』の口座に、出費や引き落としを集結することです。


●銀行口座の絞り込み着地点

1)お給料振り込み口座(共働きなら2口座)
2)使う口座(生活費やローンの支払い) ⇒ 毎月一定額を補充する
3)貯める口座(貯金用) ⇒ 毎月一定額を貯める
4)増やす口座(資産運用・証券口座) ⇒ 毎月一定額を運用する

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