「抹茶」が認知機能対策に? 高齢化社会に大注目の飲料が伊藤園から発売
伊藤園は、抹茶に
「認知機能の低下を抑制する働きがある」として、11月18日にその研究結果と新商品に関する記者発表会を開催しました。
冒頭で伊藤園の本庄社長は、今後の日本の高齢化社会について「人生100年時代、生涯健康的であることが重要」と言及。
伊藤園は健康創造企業として長年認知機能に関する研究を行っており、その中で抹茶が効果的であることを突き止めたとして、「ITOEN MATCHA PROJECT」への思いが語られました。
■認知症の前段階「軽度認知障害(MCI)」にアプローチ
マーケティング本部の社取締役からは、日本初の認知機能対策の抹茶として発売される新商品
「お~いお茶お抹茶」シリーズとその立ち上げの経緯について紹介されました。
このプロジェクトの取り組みは、なんと「茶道の先生は認知機能障害になりにくい」という俗説から始まったというから驚き。
研究結果から、抹茶に含まれるテアニン・茶カテキンには
注意力や判断力の精度を高める機能があることがわかった伊藤園は、それらの成分を含む飲料とスティックタイプのパウダーの商品を開発に至りました。
2025年には高齢者の3人に1人が認知機能に悩みを抱えるといわれている日本社会。社取締役は「認知症が進行した方を治すことはできないが、認知症になる前段階の
『軽度認知障害(MCI)』の方にアプローチすることでお客様の豊かな生活に貢献していきたい」とし、認知症対策飲料への意欲を語りました。
■イメージキャラクターの有村架純さんも登場
社取締役の発表のあとには、お~いお茶お抹茶のイメージキャラクターを務める有村架純さんが登場。
自身も茶道経験者という有村さんは、抹茶が認知機能に効果的であることについて「心強い存在でもあるし、
飲むだけなので日常で気軽に取り入れられる。安心できるお守りみたいな存在にこれから抹茶がなっていけば嬉しい」とコメント。
また「今回はスティックタイプも発売されるので、抹茶が食品であることも知ってもらえたら手にとって頂ける機会も増えるのかなと思う」と日本の大切な文化としてだけでなく、抹茶が食品としても楽しめることも語りました。
CM撮影では「新しいお抹茶の美味しさ」の気持ちを大事にしたという有村さん。お~いお茶お抹茶を飲んだ感想については「抹茶ラテのようなクリーミーさも感じながら、ゴクンと飲み込むとしっかりお抹茶の味も香りもする。渋すぎなくて飲みやすいので楽しんでいただけると思う」とその美味しさを紹介しました。
最後には本庄社長が「日本茶や抹茶は世界でも注目されている。抹茶で世界を変えられると信じている。高齢化社会の日本を21世紀の世界先進モデルにするべく、抹茶で貢献したいというのが私と伊藤園の夢である」と意気込みを語り、会が締めくくられました。
認知機能の精度を高めることが認められた、大注目の「お~いお茶お抹茶」は12月7日に発売。自分と家族の健康を考えるママは、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか?