2021年3月3日 21:00|ウーマンエキサイト

オンライン飲み会や会議…ママたちが「オンライン〇〇」に疲れてしまう理由と上手な対処法

目次

・コロナ禍のオンライン○○○、疲れる理由は2つ
・ドタキャンしても許されるのが、オンライン最大のメリット
・オンライン地獄から自分を守るためにルールを作ろう
・上手な「オンライン飲み会」の誘い方
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以前は、毎日の園の送り迎えで顔を合わせ、お茶やランチを楽しんでいたママ友。コロナ禍ではそれもままならず、オンラインでのコミュニケーションが中心になってきていると思います。また、仕事もリモートワークも定着しつつあり、会議もオンラインというケースが増えているでしょう。

オンライン会議にオンライン飲み会、オンラインランチ、オンラインお茶会、はてはオンラインサロン…。しかし、コロナ禍が長引き、終わりの見えない今、オンライン○○○に疲れた、もう逃げ出したいという声を多くのママから聞きます。

対面の集まりや会議なら負担に感じないのに、オンラインだとどうして嫌になってしまうのでしょうか。

■コロナ禍のオンライン○○○、疲れる理由は2つ

「子どもが幼稚園に行っている間、直接は会えないからオンラインでお茶会をしましょう」とママ友から誘われたけれど、なんだか気が進まない…。でも、特に用事があるわけでもないし家にいるから断りにくい。
どうすればいいでしょうか?

先日、そんなご相談を受けました。最近、誘われると断れないオンライン○○○に疲れている人が急増しているそうです。

どうして、対面なら億劫に感じないのに、オンラインとなると疲れてしまう人が多いのでしょうか? 大きく分けて、次の2つの理由が挙げられるでしょう。
・どこでもいつでもつながるオンラインだから、断りづらい。
・発言している人の話を、全員が一方的に聞くことになる。

これまでは「用事があるから」「別の約束があって…」と断れていたのに、オンラインはいつでもどこでも誰とでも繋がれため、「どうせ家にいるんだから、ちょっとでも顔出して」と言われると逃げ場がなくなります。オンラインのメリットがデメリットにもなり、それを負担に感じるのでしょう。

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また、オンライン飲み会や会議では、音声をクリアにするため、発言者の音声だけをメインに設定します。
するとどんなに興味のない話題であっても、画面を見つめながら発言者の話をずっと聞くことになり、集中力が散漫になりがちです。

対面の飲み会やランチのように、あちこちで話が合う、気が合う者同士で好き勝手に話せない不便さがあり、それがストレスとなるのでしょう。

■ドタキャンしても許されるのが、オンライン最大のメリット

オンライン飲み会や会議にストレスを感じる理由として「断りづらい」を挙げましたが、実はオンラインの最大の利点は、断ってもドタキャンしても、誰にも迷惑がかからない点です。

もし、集まってのランチや飲み会だと、お店を予約したり場所を抑えたりするため、間際だとキャンセル料が発生し、お店や幹事さんにも迷惑がかかります。しかし、オンラインなら1対1ではない限り、そんな心配がありません。

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もし、理由がないと断りづらいという方なら、「夫の会議が同じ時間にあって難しくなった」「仕事が入ってしまった」「家族の用事ができて…」といった嘘も方便も許されると思います。

オンラインならいつでもどこでもできるものなので、逆にいつでもやめて良いものだと思うことで、気持ちはずっと楽になるでしょう。


■オンライン地獄から自分を守るためにルールを作ろう

断ってもいいと言われても、生真面目で責任感の強い人はなかなか断りづらいでしょう。そんなときは、オンライン飲み会やランチの案内が届いたとき「参加した自分は快適だろうか?」を想像してみてください。

もし、「楽しそうな自分が想像できない」「誘われたら気が滅入る」と少しでも感じるなら、それはストレスを感じている証拠です。オンラインに参加するかどうかの判断に正解はなく難しいところですが、断る判断をしてもいいと思います。

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断りやすくするために、オンラインへの参加・不参加の自分ルールを、あらかじめ表明しておくのも一つの手です。

例えば、参加は○時間まで、夜は○時まで、途中入室や退室、急な不参加の可能性もあるなどのルールを設け、それに合うものだけ、理解を示してくれる人のオンラインだけに参加するとしてはいかがでしょうか。

しかし、仕事となるとそうはいかない場合もあります。小さなお子さんを育てながら時短で働いていたママが、リモートワークになったら「家からなら参加できるだろう」と、夕方以降にもオンライン会議を入れるようになって困っている、というケースもあるようです。


責任感がある人ほど断りきれず、無理をしてオンライン会議に出席してしまうこともあるかと思います。しかし、「無理なものは無理」と言うべきですし、後輩たちに「ノーと言ってもいいんだ」という姿勢を見せるチャンスだと思います。

オンラインでいつでもどこでも繋がってしまうようになった以上、誘われるものすべてに参加していてはキリがありません。どこかでノーと言わなければいけないですし、ノーと言えるのは自分だけです。

■上手な「オンライン飲み会」の誘い方

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逆に、自分がオンライン飲み会やランチのホスト、主催者となった場合、どういう点に気をつければいいでしょうか?

最初に次のような飲み会ルールを掲げてから誘うことで、参加者の負担がずっと軽くなります。
・飲み会の時間をあらかじめ決めておく(○時間、○時までなど)
・途中入退室OK
・退出する際の挨拶は不要
・直前キャンセルOK

オンライン飲み会はダラダラと長時間になりがちで、退出のタイミングがつかめずにいつも困ってしまうし、わざわざ会話をさえぎってまで「退出します」とは言いにくいという参加者は多いものです。

そういった参加者のストレスに想像力を働かせ、事前にルールを決めるのも非対面の飲み会を主催する側の役割であり、求められる気づかいです。

これからは、オンライン上での飲み会や会議が当たり前となっていく時代となるでしょう。
ここで紹介したようなルールやちょっとした気づかいが浸透していくことで、徐々にストレスはなくなっていくのではないでしょうか。

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