コミックエッセイ:配偶者に子どもを連れていかれた話
今すぐに息子を連れ戻したい…! しかしそれが難しいワケ【配偶者に子どもを連れていかれた話 Vol.5】
このお話は作者ポケットさんに寄せられたエピソードをもとに再構成し漫画化しています。
■これまでのあらすじ
ある日、ワーキングママのさくらが帰宅すると、幼稚園児の息子ゆうたと、現在無職で借金があることがわかった夫の姿が消えていた。一度だけ来たメッセージからは、夫の意思によって家を出たように感じられ、さくらはすぐに警察署へ。しかし、逆に警察からはさくらに問題があったように疑われ…。さらに児童相談所から電話があり、頬が赤く腫れた様子のゆうたが通報者によって相談所に連れて来られたことを知らされる。さくらは夫がわざとしたことで、ゆうたを誘拐しようとしているのだと思う。ゆうたの無事を一刻も早く確認したいと、弁護士に相談することにするが…。
■弁護士の言葉にショック…
息子の身に危険が迫っているのではと不安になり、一刻も早く行動しないといけないと父に相談することにしました。
弁護士に相談すると、すぐに連れ戻すことは難しいとのこと。なぜなら、家庭裁判所に「子の引き渡し」など調停の申し立てを行ない、認められなければ息子は私のところへは帰って来られない。申し立てを急いで行わないと息子の心も心配であり、夫とふたりの生活に息子が慣れてしまった場合は連れ戻すのは難しくなるかもしれないとのこと…。
証拠や息子の証言はないけれど、夫が息子を傷つけたと私は思っている。しかし私たちは離婚しておらず、夫も親権者になるため、よほどの危険性がない限り警察は介入しにくいとのこと。
ただ、今後息子が無事だという保証もない。
私は弁護士の大山さんと一緒に、警察署と児童相談所に経緯の説明と相談させてもらうことにしました。