2023年10月16日 09:50
「送らせていただきます」と「送らさせていただきます」はどっちが正しい?
目上の人にも使えるのでビジネスの場面でもさまざまなシーンで使うことができますが、いくつか注意しておく点があります。
ここでは、「送らせていただきます」を使う際の注意点を3つ紹介します。
◇相手の許可が必要な表現
「送らせていただきます」という場合は、相手に何か物を送る(相手をどこかに送る)ことに対して許可を得ていることが前提になります。
例えば、取引のない顧客に対して「資料を送らせていただきます」というと、押し付けられているように感じられる可能性があります。そのため、「送らせていただきます」と一方的に言うことを失礼だと感じる人もいるので注意しましょう。
許可を得ていない場合は「お送りしてもよろしいでしょうか?」と伝える方がよいでしょう。
◇「送らさせていただきます」は不適切な表現
似た言い方で「送らさせていただきます」という表現がありますが、これは不適切な表現です。
不必要な「さ」が入った「さ入れ言葉」と呼ばれる表現です。何気なく言ってしまう「さ入れ言葉」ですが、ビジネスマナーがなっていない、教養がないなどと悪い印象を持たれてしまうことがあるので、ビジネスの場面では使わないようにしましょう。