くらし情報『知らずに使ってない? 「くださいました」と「いただきました」の使い分け』

2023年10月18日 06:50

知らずに使ってない? 「くださいました」と「いただきました」の使い分け

「お話し―・る」「ご理解―・る」「助けて―・る」

出典:(『デジタル大辞泉』小学館)

元々「くださる」という言葉は「くだされる」というフレーズが変化したもの。これに過去形の「ました」が組み合わさったことにより、「くださりました」「くださいました」となりました。

◇言葉の意味に違いはない

知らずに使ってない? 「くださいました」と「いただきました」の使い分け


実はこの2つには意味の違いがなく、全く同じ意味を持つフレーズ。どちらも相手が自分に対して「何かをしてくれた」「何かをくれた」という時に使用する、丁寧な言い方です。

「くださいました」は、「くださりました」の「り」がイ音便化したことによってできた言葉で、より近代的な印象を与えますね。

この2つの違いは「すみません」と「すいません」の違いと似たようなものととらえて問題ないでしょう。
◇「くださりました」も「くださいました」もどちらも正しい

知らずに使ってない? 「くださいました」と「いただきました」の使い分け


ではこの2つを比べた際には、どちらが正しいのでしょうか。

実は、どちらも正しいものといえます。

この後説明しますが、「くださりました」「くださいました」の元になるのは「くださる」という単語。そのため厳密に言えば、その連用形である「くださり」を使用した「くださりました」

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