2023年10月24日 06:00
知ってる? 「一口に言っても」と「一言で言っても」の違い
ビジネスシーンでよく耳にする「一口に言っても」という言葉。使ったことがある人も少なくないのでは?
しかし「一言で言っても」のような似たフレーズもあり、「使い方は合っているのか」「使用場面は間違っていないか」など、不安を感じたことがある人も多いかと思います。
この記事では「一口に言っても」の正しい意味や使い方を、例文を含めて解説。あわせて使用時の注意点や言い換え表現も紹介します。
■「一口に言っても」の意味
「一口に言っても」とは、「一口」と「言っても」が組み合わさった言葉です。
まずは「一口」の意味を見てみましょう。
ひとくち【一口】
(1)一度に全部を口に入れること。一度に食べること。
(2)1回、口に入れること。その分量。また、少しばかり飲食すること。
(3)手短にいうこと。
(4)少し物を言うこと。一言。
(5)あるひとまとめ。1単位。
(6)分け前。割当て。
(岩波書店『広辞苑 第七版』)
「一口に言っても」の場合は(3)(4)にあたり、物事を簡単に言うことを意味しています。
「一口に言っても」は「○○と一口に言っても××だ」という文章を簡略化したもの。