10月から変わったふるさと納税。2024年からはどうすればいい?
さらに、寄付金額の3割にあたる返礼品がもらえることがメリットとされています。
■ふるさと納税の改正ポイント3つ
ふるさと納税は2023年10月に変更・改正されました。変わったポイントは大きく3つあります。
1つめは、募集適正基準の改正です。返礼品の調達費用は寄付金額の3割まで。それに加えて、募集にかかる費用や事務手数料、受領証の発行費用などがあります。それらトータルの費用で寄付金額の5割以下となりました。
2つめは、地場産品基準の改正です。
加工品の中でも熟成肉と精米は、原材料が当該地方団体と同じ都道府県内で生産されたものだけに限られることになりました。
以前までは、アメリカやオーストラリアなどの外国からお肉を仕入れて熟成させてスライスしたものを返礼品として出したり、その自治体が属していない他の都道府県から玄米を仕入れて、精米や無洗米として返礼品として出したりしている自治体もありましたが、これがNGになったのです。ただ、これには抜け道があります。お肉に関しては、熟成してスライスしたものがNGなだけで、塩などで味付けをしたり、ソーセージやハムなどに加工したりして付加価値がつけばOKになります。